柘の印鑑といわれるとイメージがわきにくいかもしれませんが、この印材は実際のところ、昔から日本人には親しまれてきたという歴史があるのです。いまでも柘の印鑑を使用する人というのは多く、根強い人気を誇っているのです。
どのような理由で長く私たち日本人に愛されているのかというと、理由のひとつとしては使い心地の良さを挙げることができるのではないでしょうか。柘には使い込むと手になじんでいくという特徴があるため、長く使うほどに自分にピッタリな印鑑になっていってくれるというわけです。
また、長く使っていくと見た目にも変化があらわれるといわれています。使っていくとツヤが出てきて、買ったときより使い込んでからのほうが気に入っているという人もいます。味のある印鑑が欲しいという選び方をする人にはピッタリではないでしょうか。
日本のものというと価格が高いのではないかと思う人もいるでしょうが、柘の印鑑は安いということが魅力となっています。このことから、価格の安さにこだわった印鑑の選び方をする人たちから人気を集めているのです。
ただ、安い印鑑というとすぐに使いものにならなくなるのではないかと心配する人がいますが、選び方としてニスを使用していない柘の印鑑を購入するという点を押さえておくと、耐久性の問題が克服されているので大丈夫でしょう。ニスが使われていない柘の印鑑は使い込むと硬さが増していき、象牙に匹敵するほどの強度になるという話があります。そのほか、使うたびにきちんと朱肉を拭き取るようにすれば、より長く使っていくことができるといわれています。